私達にとって、譲渡した猫たちは“育ててきた大切な家族の延長”のような存在です。
だからこそ、巣立ったあとも、その子がどんなふうに暮らし、どんなふうに年を重ねていくのかを見守れる関係でいたいと思っています。
もちろん、過度に干渉する気持ちはありません。愛情のかけ方や育て方のスタイルは、ご家庭によって自然と違うものです。
ただ、健康や生活の相談を受けるとき、その子の日常を少しでも知っているかどうかで、アドバイスの質は大きく変わります。
どんなごはんを食べているのか、運動量はどれくらいか、どんな生活リズムで過ごしているのか──
そうした日々の積み重ねが、その子の“今の体”をつくっているからです。
背景を知らずに軽い返答をしても、その子の助けにはなりません。
ブリーダーだから何でも分かるわけではなく、むしろ一緒に暮らしてきたご家庭が一番その子を理解しています。
だからこそ、私達が的確なサポートをするためには、過去から現在につながる情報が欠かせません。
できれば一年に一度でも近況を知らせていただけると、将来シニア期に入ったときなどにも、その子に合ったアドバイスがしやすくなります。
譲渡して終わりではなく、その子がどう成長し、どれだけ愛され、どんな老後を迎えるのか──
その物語を一緒に見守らせてもらえることが、最初の親として何よりの喜びです。
できれば、日常の様子や健康に関わる情報は、SNSではなく直接お知らせいただけると助かります。
巣立っていった子たちの飼い主さま全員のSNSを細かく追いかけることは難しく、またSNSの投稿はどうしても“その瞬間だけの切り取り”になるので、実際の生活や体調とは違って見えることもあります。
健康に関することは、正確な状況を知ることがとても大切です。
その子の体調や暮らしぶりを正確に把握できるのは、やはり飼い主さまからの直接のお知らせです。
小さなことでもご連絡をいただけますと、今後のサポートや適切なアドバイスに役立てることができます。